【5万円以下でラグスポテイストを堪能できる新作時計】
カル・レイモンの“マジェスティ”を実機レビュー
時計好きだった2人の若者が、飽きずに長く着けられるクラシックな腕時計を自らの手で生み出すために創設した新鋭ジャパンブランドだが、クラウドファンディングを利用して約1200万円の資金を集めて誕生したという異色の来歴をもつ。 この“マジェスティ”はそんなカル・レイモンが満を持して発表したグジュアリースポーツテイストの新機軸である。カル・レイモンの代名詞であるムーンフェイズを採用しているが、これまでのクラシックなテイストとは異なるラグスポテイストのデザインを採用。ラウンドベゼル、八角形に仕上げたレイヤード構造のケース、重厚なブレスレットのコンビネーションが、これまでのカル・レイモンにはない、スポーティで重厚な印象を感じさせる。
素材:ステンレススチールケース
サイズ:40mm、ラグトゥーラグ:45.5mm、厚さ13.3mm、重さ161g
機械:クォーツ(Cal.Miyota 6P 00)
防水: 5気圧(50m防水相当)
価格:4万9500円
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【KARL-LEIMON(カル・レイモン)のブランド紹介】 “KARL-LEIMON(カル・レイモン)”は2人の時計好きの若者がクラシックウオッチへの憧れからスタートし、古典的な時計の機構として知られているムーンフェイズにこだわったクラシックウオッチを展開する新進気鋭の時計ブランド。“リーズナブルな価格で、飽きずに長く着けたいと思えるクラシックな腕時計”を目指して国内クラウドファンディングで資金を集め、総額1200万円近くの支援金額を集めて時計の製造を実現した異色のバックグラウンドをもつ。
【ケースとブレスレットについて】
多層構造を採用したミドルケースのデザインもこだわりのポイントだ。最上段のラウンドベゼル、ミドルケースのフォルムに連動したメタルプレート、ミドルケース、裏ブタと4つの層で構成されており、直径40mm、厚さ10mmのサイズのサイズ以上の存在感と高級感を醸し出す。
ケースの重厚感をさらに際立てる効果を発揮しているのが丁寧な仕上げだ。表面部分は基本的にヘアライン仕上げで統一されており、高低差のある各パーツを連動させるように繊細な筋目が外装に立体感を加えている。ベゼルのファセットとサイド、メタルプレートのサイドなど、要所に鏡面仕上げを採用した点も高級感を高めている。ケースサイドの3時位置には月表示サブダイアルの調整用ボタンが設置されている。
【風防とベゼルについて】
風防は高度な無反射加工を施したサファイアクリスタル製。外周にファセットを設けたベゼルがラウンドなのに対して、風防と文字盤はやや縦長のクッション形にデザインされているのに注目。一般的にラウンドベゼルにはラウンド(風防も含めて)の文字盤を合わせることが多いのだが、あえて異なるフォルムを組み合わせたことでデザインにアクセントを加えている。
【文字盤のデザインについて】
非常に繊細なニュアンスでサンレイ仕上げを施したブルーのグラデーション文字盤に、トリプルカレンダームーンフェイズ(デイト、月、ムーンフェイズ、曜日)のサブダイアルを配置。構成要素の多い時計は配置のバランスやディテールの意匠によって視認性が損なわれることもあるが、あえてサブダイアルにフレームを設けないことによって、すっきりとしたデザインに仕上げられている。
針とインデックスには細めながらも夜光を塗布しており、暗所での最低限の視認性が確保されている。アプライドインデックスは左右を斜めにカットした台形に仕上げられており、光の当たり方や手首の角度で陰影を生み出す。若干、エッジの緩さを感じさせるが、高級感を感じさせる工夫が凝らされている点を評価したい。
【ブレスレットとバックルについて】
H形のコマで中コマを繋ぐ設計を採用。パッと見ではわかりにくいが、コマがそれぞれわずかに中央に向けて曲線を備えた造形を採用しており、光を受けて陰影を生み出す。バックルはプッシュ式の両開きタイプ。二重ロック式に比べると堅牢性はやや劣るが、バックルを閉じると接合部分が目立たない一体感のある見た目になるため、デザインの統一感やバランスは良好だ。
【装着感について】
ケースのサイズは程よく存在感を主張する40mmで厚さが10mm。ラグの上下の長さが42mm。オーデマ ピゲのロイヤルオークなどに代表される、ケーストブレスレットを一体化させたシームレスなデザインから、ラグジュアリースポーツウオッチのエッセンスを継承。ケースとブレスレットを一体化させたモデルは、ケースとブレスレットの接合部分で手首の間に隙間が生じやすく装着感がイマイチな場合もあるのだが、固定ラグの上下の幅が最大で43mm、ブレスレットがケースから手首に向けて角度を付けて設置される設計になっており、快適な装着感を実現している。

流行に左右されることなく長く愛用することができるクラシックウオッチ。なかでもムーンフェイズにこだわり、コストパフォーマンスに優れたモデルを展開しているのがカル・レイモンだ。
時計好きだった2人の若者が、飽きずに長く着けられるクラシックな腕時計を自らの手で生み出すために創設した新鋭ジャパンブランドだが、クラウドファンディングを利用して約1200万円の資金を集めて誕生したという異色の来歴をもつ。 この“マジェスティ”はそんなカル・レイモンが満を持して発表したグジュアリースポーツテイストの新機軸である。カル・レイモンの代名詞であるムーンフェイズを採用しているが、これまでのクラシックなテイストとは異なるラグスポテイストのデザインを採用。ラウンドベゼル、八角形に仕上げたレイヤード構造のケース、重厚なブレスレットのコンビネーションが、これまでのカル・レイモンにはない、スポーティで重厚な印象を感じさせる。
【今回の実機レビューモデル】 KARL-LEIMON(カル・レイモン) マジェスティ

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【KARL-LEIMON(カル・レイモン)のブランド紹介】 “KARL-LEIMON(カル・レイモン)”は2人の時計好きの若者がクラシックウオッチへの憧れからスタートし、古典的な時計の機構として知られているムーンフェイズにこだわったクラシックウオッチを展開する新進気鋭の時計ブランド。“リーズナブルな価格で、飽きずに長く着けたいと思えるクラシックな腕時計”を目指して国内クラウドファンディングで資金を集め、総額1200万円近くの支援金額を集めて時計の製造を実現した異色のバックグラウンドをもつ。
【ケースとブレスレットについて】


【風防とベゼルについて】

【文字盤のデザインについて】

【ブレスレットとバックルについて】

【装着感について】

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