時計専門誌の総編集長が提案・監修
ヴィンテージテイストが楽しめる
ヒストリカルコレクション

 

 

 パワーウオッチ、タイムギア、そしてロービートと時計の専門雑誌を刊行するようになって早15年。カジュアルウオッチから高級時計、そしてアンティークウオッチと、いろいろな時計を見て来たなかでいつも感じていたこと、それは「なぜ手頃な価格で、しかも大人でも着けられる落ち着いたデザインがないのだろうか」ということでした。
 こう言うと意外に思われるかもしれませんが、スイスメイドの高級時計は別としても、2〜3万円の価格帯の商品を見ていると、確かに、クラシカルな雰囲気の時計はありますが、やっぱり“どこか違う”のです。
 私は、業界唯一のアンティークウオッチ専門誌「ロービート」の編集長として、1940〜60年代のいわゆる機械式腕時計の黄金期と言われている時代の時計を数多く見て来ました。その時代の時計は、現在のように40mm オーバーではなく、クロノグラフでも34〜38mmと小振りで、デザイン的にもその限られたスペースをうまく使い、バランスが良く、しかもとても上品に作られています。ここが時計愛好家から支持される理由のひとつであり、現代の時計にはないところだと感じます。
 そして今回、そんな思いをカタチにすべく、ツェッペリンやエンジェルクローバーなど数多くのカジュアルウオッチを展開するウエニ貿易さんの協力のもと、同社のオリジナルブランド「ゾンネ」の別シリーズとしてヒストリカルコレクションを作らせていただきました。コンセプトは冒頭に述べましたが「大人でも着けられる落ち着いたデザイン」。1940〜60年代のデザインテイストを限りなく忠実に取り入れて再現することに主眼を置きました。そして、その中でも重視した点は大きく三つあります。ひとつはサイズです。今回採用した38mmケースは小さすぎずそれなりに主張もあり、しかも、36〜38mmは日本人男性の手首に一番合うサイズとも言われています。そのため着けたときの視覚的なバランスの良さを実感できることでしょう。二つ目は、文字盤のレイアウトやインデックスなどに、現代的なデザインアレンジを加えないことです。ベゼルの仕様や風防なども当時のディテールを採用し、思わずアンティークかと思ってしまうほどの見た目に重点を置きました。そして三つ目は価格。手軽に楽しめるようにと2万円前後という価格設定にもこだわりました。
 大振りで現代的なデザインの時計もいいですが、ヴィンテージテイストのデザインはスーツやジャケパンスタイルとの相性もバツグンのため、1本持っているととても便利です。ぜひワードロープのひとつに加えて気軽に楽しんでみてください。

 

 

菊地 吉正  Kikuchi Yoshimasa
時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」、近年では女性向けウオッチマガジン「ワッタイム」と、時計関連の雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上。

 

 

 

ヒストリカルコレクション
8つのこだわり

 

1.ドーム形風防
ぷっくりと膨らんだドーム形風防はまさにアンティークウオッチを象徴するスタイルのひとつです。今回新たに型を起こし、しかも当時のようなプラスチック風防を採用するなど忠実に再現しました。

 

 

 

2.40年代風ステップベゼル
段差が付いた通称ステップベゼルを表現。40年代当時は一体成形されていたため、これを作るには高度な切削技術が必要とされていました。そのためアンティークでは一目置かれるディテールです。

 

 

 

3.アップライトインデックス
アワー表示(インデックス)は高級感を出すために、簡易的なプリント仕様ではなく、あえて立体構造にしました。光の加減で表情に微妙なニュアンスが生まれ、高級感を醸し出します。

 

 

 

4.横目の2 カウンタークロノグラフ
インダイアルを横に配置した2カウンタータイプは、1950年代までのクロノグラフウオッチの基本スタイルです。そのため古典的な雰囲気を強調するディテールとして時計愛好家にも人気の顔です。

 

 

 

5.1段下がったインダイアル
二つのインダイアルは文字盤よりも1段下げた構造にすることで、立体感を出し、さらにその表面には同心円状の装飾を施すなど、さり気なくデザインや表情にアクセントを加えました。

 

 

 

6.装着感を高めたラグ
装着時に手首との隙間を少なくするため、ベルトをつなぐラグ部分は若干下を向く構造を採用しました。これによって装着感が向上することはもちろん、見た目にも手首にスッキリと納まります。

 

 

 

7.JAPAN MADEのこだわり
信頼性の高い日本製クォーツムーヴメントを搭載。革ベルトも日本製の姫路レザー採用しました。また、組み立ては一環した管理体制の下、すべて日本で行われているため安心です。

 

 

 

8.手首にジャストなサイズ感
現在、40mm以上があたりまえの時代ですが、ファッション的に一番バランス良く見えるのは手首の幅に納まるサイズです。そこで日本人男性の手首に合うと言われる38mmケースを採用。

 

 

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